以前紹介したSONYのRXシリーズ用のシューティンググリップVCT-SGR1が届きましたのでレビューしたいと思います。
RXシリーズ用シューティンググリップVCT-SGR1とは?
VCT-SGR1は、SONYのRXシリーズに対応しているシューティンググリップで、
・グリップ・自撮り・三脚スタイルで撮影
・マルチUSB(マイクロUSB)端子でカメラと接続し、シャッター・録画開始・停止、ズーム操作可能
といった特徴があります。
対応機種は、
RX0/RX100M2/RX100M3/RX100M4/RX100M5/RX100M5A/RX100M6/HX90V/HX60V/WX500
と、RXシリーズ以外にも、SONYの高倍率ズームコンパクトデジカメのHX90V/HX60V/WX500にも対応しています。
RXシリーズでは初代のRX100には対応していないので注意!
対応機種や製品特徴など詳しくはこちら⇓
VCT-SGR1のレビュー
最初は8月下旬発売予定でしたが、発売日が何度か伸びて、最終的に9/7に発売されました。
箱はSONYのカメラアクセサリーでよく見るシンプルなデザインです。
箱の中身は、以下のものが入っています。
・グリップ本体
・グリップに取り付けるストラップ
・コードクランパー(グリップのマルチUSBケーブルをまとめておくクリップ)
・ポーチ
・説明書、保証書
重量は93g、サイズもかなりコンパクトです。
サイズ
[グリップ時]約 幅36.1×高さ108.3×奥行30.0mm
[ 三脚時 ]約 幅105.7×高さ82.5×奥行92.2mm
これならカメラと一緒に気軽に持ち出せますね。
使用する際は、カメラの三脚穴にグリップ側のねじを付け、マルチUSBスロットにグリップからのケーブルを差し込みます。
グリップのカメラ取り付け部はラバー素材になっていて、取り付けたカメラが回転しないよう工夫されていますね。
グリップを取り付けるとバッテリ、SDカードスロットの蓋は開けられなくなるので注意しましょう。
グリップはボタンがある側はラバー素材になっていて滑りづらくなっています。
その反対側は持つ部分が2つに分かれる構造になっていて、引き上げると三脚スタイルになります。
カメラの上下の角度は、マルチUSBケーブルが出ているカメラ取付部の軸とは反対側にボタンがあるので、それを押しながら動かします。
上方向に70°、下方向に100°まで角度調節可能です。
早速RX100M3を付けて使ってみましょう!
三脚スタイルで使用した様子です。
かなりコンパクトな三脚になります。
RX100M3を付けた状態でも、カメラの角度を水平~上方向にしていれば安定感は特に問題ありません。
シューティンググリップは軽量(93g)なこともあり、使用例のようにカメラの液晶側とグリップのボタン側を同じ向きにして使用すると、カメラの真正面には支える足が無い状態になるので、カメラの角度を下に向けると簡単に倒れてしまう点は注意が必要ですね。
カメラを横方向へ向けたい場合は雲台では調節できないので、グリップそのものを持ち上げて角度を変える必要があります。
まあ、三脚は広げてもスペースを取らないので、机の上に置いて撮影という場合でも問題はないかと思います。
次にグリップスタイルで使用してみます。
グリップスタイルはRX100シリーズを使う場合なら正直普通にカメラ両手で持って撮影したほうが安定しますね。
ただ、小型で手では保持しづらいRX0を使用する場合やハイアングル・ローアングルなどカメラの持ち方が不安定になる場合はグリップを使用し、バリアングル液晶を調整して撮影すると安定して撮影できますね。
グリップ本体のシャッター、録画開始/停止ボタン、ズームボタンの仕様は、
・シャッターボタン
半押しでピント合わせ→押し込んで撮影
・MOVIEボタン
カメラのどのモードからでも動画撮影開始/停止
・ズームボタン
Tボタンを押してズームイン、Wボタンを押してズームアウト
ボタンを押してさらに押し込むと早くズーム可能
となっています。
ズームボタンを押してからさらに押し込むとズーム速度が速くなるというのは、私のRX100M3ではズーム倍率が低く(24-70mm、2.9倍)、操作し始めてすぐに望遠端、広角端まで行ってしまうためよくわかりませんでした。
最近発売されたRX100M6の24-200mm(8倍ズーム)や、RXシリーズではないですが対応機種のHX90Vの24-720mm(30倍ズーム)なんかを使用されている方には便利だと思います。
最後に私が一番期待している自撮りスタイルを試してみましょう。
グリップスタイルのまま上下角度を調節して自撮りすることもできますが、SONYの公式サイトでは自撮りスタイルはカメラ正面をグリップのボタン側に向けて使っているので、それに倣ってみます。
三脚やグリップでスタイルで使っていた場合からこのスタイルにするには、一度三脚穴を緩めて、カメラの向きを180度回転させる必要があります。
こちらの使い方のほうが、グリップを握ってボタンを親指で操作できるようになるので安定します。
構図の調節が直感的にでき、しっかりとグリップを握ることができるのでカメラの安定感も増し、ズームも調整可能なので、手だけでカメラを持って自撮りする場合よりも快適です。
ただし、自撮りをしながらカメラの上下の角度を変更することは困難なので、自撮りをする為にカメラを構える前に、だいたいこのくらいの角度で自分達を収められるなという角度をイメージして調整しておきましょう。
まとめ
「軽量・コンパクトで持ち出しやすい」「グリップとして使うだけでなく、三脚としても使える」というのは、RXシリーズの撮影スタイルの自由度・快適度をさらに高めてくれますね!
しっかりした三脚や自撮り棒のような大掛かりなものは邪魔だし使うときに目立って恥ずかしい…っていう私みたいなお気軽ユーザーには特におすすめです!
これから旅行に行くときは、毎回カメラと一緒に持っていこうと思います(^-^)
ソニー SONY マルチ端子ケーブル搭載 シューティンググリップ VCT-SGR1