SONYのシューティンググリップVCT-SGR1とGP-VPT1の比較<対応機種・機能>

SONYのシューティンググリップVCT-SGR1とGP-VPT1の比較<対応機種・機能>

先日SONYのRXシリーズ用のシューティンググリップVCT-SGR1を購入しました。

シューティンググリップVCT-SGR1レビュー:手軽に持ち出せて三脚にも自撮りにも便利!

 

シューティンググリップを買ってからは、自撮り・ハイアングル・ローアングルと、両手で普通にカメラをもって撮影することが難しい状況で便利に使用しています。

このシューティンググリップを購入する際に、もう1機種シューティンググリップがSONYから発売されていることを発見しました。

 

それが、GP-VPT1という機種です。

 

値段も同じくらいだし、ぱっと見の見た目も似てるので最初は間違えて注文しそうになりました。

 

そこで、今回はVCT-SGR1とGP-VPT1はどういった違いがあるのか、調べてみようと思います!

 

VCT-SGR1とGP-VPT1の違い

どちらもSONYから発売されているシューティンググリップで、似たような外見なのですが、どういった違いがあるかというと…

対応機種

まず最初に気になるのは対応機種です。

買っても自分の持っているカメラで使えなかったら意味が無いですからね!

 

対応機種はそれぞれ、

VCT-SGR1の対応機種

RX0/RX100M2/RX100M3/RX100M4/RX100M5/RX100M5A/RX100M6/HX90V/HX60V/WX500

RX100シリーズが中心ですが、サイバーショットの高倍率ズームモデルも対応しています。

 

GP-VPT1の対応機種

RX0/RX100M2/RX100M3/RX100M4/RX100M5/RX100M5A/RX100M6/RX1RII/RX10II/RX10/HX400V/HX300/HX50V/HX90V/HX60V/WX500/DSC-QX30/α77 II/α58/α7 III/α7R III/α9/α6000/α6500/α6300/α7S II/α7R II/α7 II/α5100/α7S/α7/α7R/NEX-3N/α5000/ハンディカムシリーズ/アクションカムシリーズ/ミュージックビデオレコーダー

ハンディカムシリーズ、アクションカムシリーズは製品名は割愛しています。詳しくはメーカーサイトをご覧ください。

 

VCT-SGR1と同様RX100シリーズに対応していますが、それら以外にも

・1インチセンサー搭載の高倍率ズームモデルRX10II/RX10
(RX10Ⅲ/RX10Ⅳは非対応)
・フルサイズセンサー搭載コンデジRX1RII
・デジタル一眼レフカメラα77 II/α58
・ミラーレス一眼αシリーズ
・ハンディカムシリーズ
・SONYのアクションカム
・ミュージックビデオレコーダー

といった多彩な機種に対応しています。
購入を考えている方は、GP-VPT1のページの対応機種を必ず確認しましょう。

 

GP-VPT1はカメラ取付部の奥行が広く、取り付けねじも前後に移動するタイプなので奥行のあるカメラやハンディカムも対応しているんだと思います。

1インチセンサー搭載高倍率ズームやαシリーズなんかはレンズ部が重いので、カメラ取付部の前後の位置を調整してバランスをとる必要がありますからね。

 

ただし、搭載できるカメラの重量はどちらのシューティンググリップも同じく1kgまでとなっています。

ミラーレス一眼をシューティンググリップに着けて使う方はあまりいないと思いますが、VCT-SGR1にα7Ⅲを載せて使いたい場合、α7Ⅲはバッテリーを入れた状態で重量約650gなので、使えるレンズは350gまでのものとなりますね。

 

機能

次は機能面の違いを見てみます。

どちらのシューティンググリップも、

三脚スタイル

グリップスタイル

での撮影が可能です。

GP-VPT1のページにはデジカメ使用時の自撮りスタイルについては書かれていませんが、カメラの向きを変えれば可能ですね。

 

どちらもカメラ取付部を上下に傾ける角度調節は可能です。

傾けるられる角度は、

VCT-SGR1

上方向に70°、下方向に100°

となっています。

GP-VPT1の傾けられる角度は情報がなくてわかりませんでした…

 

USBマルチ端子をカメラに接続して使えるリモコン機能も

写真の撮影

動画の撮影開始/停止

ズームイン/アウト

と同様です。

ズームボタンを押した状態でさらに押し込むとズーム速度が上がる機能もどちらにも搭載されているみたいです。

 

サイズ・重量

サイズ・重量はそれぞれ

VCT-SGR1

グリップ約 幅36.1×高さ108.3×奥行30.0mm
三脚約 幅105.7×高さ82.5×奥行92.2mm

重量 93g

 

GP-VPT1

収納状態約 幅45×高さ132×奥行68mm
三脚約 幅127×高さ96×奥行114mm

重量 116g

となっています。

それぞれ「グリップ状態」と「収納状態」というように記載が異なっているので、実際に同様の状態で比較したら異なる結果になるかもしれませんのでご注意を。

 

とはいえ、同じ表記である三脚状態のサイズを比較すると、GP-VPT1はカメラ取付部のサイズの違いだけでなく全体的に一回り大きいようですね。

 

VCT-SGR1は載せるカメラが重くともRX100M6の301g程度ですが(RX100M2のアクセサリーシューにストロボ等のアクセサリーを取り付けた場合は別です)、VCT-SGR1は重量級のRX10Ⅱやαシリーズも対応してますから、一回り大きいほうが安定しそうですね。

価格

最後に価格の違いを見てみます。

VCT-SGR1

希望小売価格10,000円+税

2018/9/20 価格コム最安値 8416円

 

GP-VPT1

希望小売価格10,500円+税

2018/9/20 価格コム最安値 8300円

ほぼ同じ価格ですね。

対応機種が多いGP-VPT1のほうが実売価格は若干安いですが、GP-VPT1の発売は2013年、一方VCT-SGR1は2018年9月に発売された最新機種です。

それぞれどういう人におすすめ!?

まず、VCT-SGR1は非常にコンパクトで三脚・グリップとして使えるシューティンググリップです。RX100シリーズをメインで使っていて他のカメラ・ハンディカムを使う予定が無い場合はこちらを選んだほうがスマートに使えますね。
RX100シリーズは重量300g程度で軽量なため、VCT-SGR1の剛性で十分に軽量・コンパクトな三脚・グリップとして使うことができますし、GP-VPT1のカメラ取付部にある前後調整も必要ない機能となってしまいます。

 

一方、GP-VPT1はサイズも一回り大きく、カメラ取付部分がVCT-SGR1よりもしっかりしている印象なので、SONYから発売されているハンディカムや1インチセンサー搭載高倍率ズームモデルを使っている方、様々なSONY製カメラをグリップスタイルで使いたい人にはいいんじゃないでしょうか。
ただし、載せられる重量はあくまで1kgまでという点にはご注意ください!

 

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